「MauticをAWS上で使ってみよう!」第3回目となります。
前回まではMauticをAWS上に立ち上げ、Let’s Encriptを使って無料でMauticのサイトSSL化するところまで行いましたね。
さて、Mauticといえば「メールマーケティング」です。
メールが独自ドメインでないと、カッコつきませんよね?
AWSではSESという独自ドメインを利用したメール送信サービスがあります。
今回は、Amazon SESを使ってMauticから送信されるメールを独自ドメインにする設定方法をご紹介したいと思います。
MauticでAmazon SESを設定してみよう
事前準備:SESで独自ドメインを設定する
それでは早速、MauticにAmazon SESによるメール送信サービスを設定したいと思います。
と、その前に・・・
SESにつきまして最低限の設定準備が必要となります。
MauticにSESを設定する前に以下の3つの作業を行いましょう。
- SESへ独自ドメインを登録する
- AWSへ制限解除申請を行う
- SMTPのユーザー名とパスワードを作成する
上記3つの作業は、次の記事で方法を紹介しておりますので、方法がわからない方はそちらをご一読ください。
「1.SESへ独自ドメインを登録」、「2.AWSへ制限解除申請を行う」方法はこちら
「3.SMTPのユーザー名とパスワードを作成する」方法はこちら
3つの準備作業が完了しましたら、次の手順でMauticに独自ドメインメールの設定を行います。
MauticにSESを設定する
(1)Mauticへログインします
(2)画面右上にある歯車アイコンをクリックします
(3)Settingsメニューが表示されますので、[Configuration]をクリックします
(4)左側の”Configuration”から[Email Settings]をクリックします
(5)”Mail Send Settings”の各種設定変更を行います。
“Serveice to send mail through”を[Other SMTP Sever]から[Amazon SES]へ変更すると、2枚目の画像のように項目種類が変わります。
<1枚目:初期状態>
<2枚目:設定変更後>
上記の2枚目のように設定を変更します。
▼変更する項目
- Name to send mail as:メール送信者の名前 (例)Tech Dive
- E-mail address to send mail from:送信アドレス (例)info@tech-dive.xyz
- Service to send mail through:何のメール送信サービスを利用するのか Amazon SES
- Amazon SES Host:リージョンごとに定められたSESのSMTPサーバー名 (例)email-smtp.us-east-1.amazonaws.com
- Username for the selected mail service:SESのSMTPユーザー名
- Password for the selected mail service:SESのSMTPパスワード
4〜6について、わからない場合は、次の記事の「SMTPのユーザー名とパスワードを作成する」部分をご一読ください
SESを使ってWordPressで独自ドメインメールを送信する方法
(6)変更できましたら[Test connection]をクリックしメール送信が問題なく行えるよう確認します。
問題なければ以下のように「Success!」と表示されます。
(7)右上にある[Apply]をクリックし、設定変更を適用して完了です。
いかがでしたでしょうか?
今回は、MauticにSES独自ドメインメールを設定する方法をご紹介しました!
以上、hidesanでした!
Mauticについて知りたい方は、次の記事もどうぞ!
Mautic関連リンク
MauticをAWS上で使ってみよう!①(インストール編)
MauticをAWS上で使ってみよう!②(SSL化編)
MauticをAWS上で使ってみよう!③(SES独自ドメインメール設定編)
MauticをAWS上で使ってみよう!④(フォーム作成編)