どこまで無料で使えるの?EC2の料金体型と無料・有料のボーダーライン

EC2
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AWSを学習するには実際に手を動かしてみるのが一番です。

「そうは言ってもAWSを利用したら課金されちゃうでしょ?」

たしかにAWSはお金がかかりますが、使いようによっては無料で使うことも可能です。
そして無料だからと言って商用で使ってはならないといった制約もありません。

例えば使い方によってはWordPressをAWS上で無料で公開するなんてことも可能です。
(この場合、ドメイン料金は別途かかりますが)

ではどのような使い方をすれば無料で、どこから有料となってしまうのか?

今回はEC2インスタンスを中心に、EC2の料金体型と、無料と有料のボーダーラインについてお話したいと思います。

※本記事では2018.11.27時点の情報をもとに執筆しております。
時期によっては無料となる条件が変わっている可能性がございますので、その点ご注意くださいませ。

AWSには無料利用枠がある

AWSでは以下の2種類の無料利用枠を設けられております。

  1. 新規登録から12ヶ月間特定のAWSサービスが一定の範囲内で無料になる
  2. 無期限で特定のAWSサービスが一定の範囲内で無料になる

1.はAWSアカウントを登録してから12ヶ月間限定の無料利用枠です。

例えば特定のインスタンスタイプ(t2.micro)のEC2が毎月750時間無料で立ち上げられる、とかがあります。

1ヶ月(31日)×24時間=744時間ですから、t2.microのEC2インスタンス1台であれば1ヶ月無停止で利用し続けても料金はかかりません。
ものすごくお得ですよね。
でも、新規登録から12ヶ月限定ですので13ヶ月目からは料金かかります。

2.は1.とは違って期限がないものです。
つまり、ある一定の範囲内であればずっと無料ですよ、ということです。

例えばSESというAWSのメール送受信サービスがあるのですが、月間62,000通の送信まで無料となっています。

※SESとはなんぞや?という方は次の記事をお読みいただければと思います!
SESとはなんぞや?

この2つの無料利用枠については一種のキャンペーンのようなものですので、
タイミングによっては無料利用枠が適用されるサービスが変わる可能性があります。

ですが、この無料利用枠を上手く使うことで多くのことが”タダ”で試せることなります。

無料利用枠についての詳細はこちらをご確認ください。

EC2にかかる料金種別

それでは次にEC2を立ち上げた際にかかる料金についてご説明します。

実際にEC2を立ち上げてインターネット経由でアクセスできるようにした場合、EC2について以下のような料金がかかります。

  1. EC2インスタンス料
  2. EC2からインターネットへのデータ転送料
  3. EBS利用料

1.はEC2インスタンス料金そのままの意味です。
EC2を起動すれば起動した分だけかかるEC2自体の利用料金となります。

リザーブドインスタンス やスポットインスタンスを利用することで大幅な割引が受けられることになるんですが、それが適用されるのはこの1.の部分となります。
(そのことはまた別の機会にご説明します!)

2.はEC2からのデータ通信料となります。
データ通信料がかかってしまうというのが一般的なレンタルサーバーと比較した場合のデメリットです。

基本的にはEC2が属しているVPCからインターネットへのデータ送信(データアウト)に対してかかります。
ちなみにデータ受信(データイン)についてはどうなのかというと、EC2を含めAWSの多くのサービスがデータインについては転送料がかからない料金体系となっています。

3.についてですが、これはEC2にアタッチするストレージの料金となります。
EC2を起動する場合、基本的にはEBSをルートボリュームとして利用することとなります。

ここまでできる!EC2の無料で使う構成と有料となるボーダーライン

上記でもお話したようにAWSでは無料利用枠というものがあります。

また例えばEC2のデータアウトのように「最初の◯◯までは無料」という料金設定をもつサービスもあります。
(EC2のデータアウトは最初の1GBまでは毎月無料)

これを上手く利用することで多くのサービスを無料で利用することができます。

以下より、EC2の立ち上げをベースに、”ここまでは無料”,”ここからは有料”というようなボーダーラインについてご説明させていただきます。

ご説明するシステム構成は以下の図のような構成となります。

それぞれご説明します。

◆EC2
①インスタンスタイプがt2.microの場合、インスタンス料金1年間無料。13ヶ月目から有料。
②データ通信料について、データ受領(イン)は無料。インターネットへのデータ送信は1GB/月まで無料。1GBを超えると有料。

1GBというと、近年の1ページあたりのサイズが約2,000KB(2MB)ですので、月間で500PVまでは無料となる計算となります。
※近年の1ページあたり約2MBの根拠はこちら(HTTP Archive

◆EBS
③汎用(SSD)、または磁気ストレージタイプが30GBまで1年間無料。13ヶ月目から有料。

◆RDS
④RDSからEC2へのデータ送受信は同じアベイラビリティゾーンであれば無料。アベイラビリティゾーンが異なると受信・送信ともに有料。
⑤インスタンスタイプがdb.t2.microであり、ストレージ容量が20GB以内のAurora以外のRDSであれば1年間無料。13ヶ月目から有料。
⑥バックアップはRDSのストレージ容量の100%まで無料。つまり少なくとも1回分は無料。

まとめると、インスタンスタイプは限定されますが、EC2、RDSそれぞれ1台構成で、平均的なページサイズとして月間500PV以内の例えばWebサービスであれば1年間は無料で使えることになります。

無料利用枠を使うことによって、上記以外のサービスを利用することも可能です。

PV数を実際に算出してみると少なく感じますが、お試しという意味でしたら妥当なところかもしれません。
少なくともAWSを実際に触るという目的であれば充分なリソース量かと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
hidesanでした!

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