前回の記事でレンタルサーバーとAmazon Lightsailの比較をご説明しました。
→ WordPressをはじめる場合、レンタルサーバとAWSどっちがお得?
今回はAmazon Lightsailの使い方、どうやったらLightsailでWordPressが作れるのかをご説明します。
WordPress用のLightsailインスタンスをたててみる
(1)AWSコンソールにログインします
※AWS未登録の方、AWSコンソールへのログイン方法がわからない方は以下の記事をお読みください。
→ 無料でできるAWSのはじめの一歩
(2)AWSコンソールにログインしたら、以下の画像の赤枠部分にある[サービス]をクリックします。
(3)上からにゅっとサービス一覧が出てきますので、[コンピューティング]カテゴリ内の[Lightsail]をクリックしましょう。
(4)はじめてLightsail画面を表示すると、言語の選択画面が表示されます。”日本語”を選択して[保存する]をクリックしましょう。
(5)[で始まりましょう]をクリックしましょう。
・・なんか変に翻訳入っちゃってますね・・^^;
(6)ここからはLightsailインスタンス(サーバー)の作成となります。
既にデフォルトで選択されております。そのままの状態で問題ありません。
★プラットフォームの選択:Linux / Unix
★設計図の選択:アプリ+OS、ワードプレス
AWSでは多くの設計図が用意されています。デフォルトで選択されているのは、有名な”Bitnami”によるWordPressとなります。
WordPressをはじめる場合は、このままで問題ありません。
※特にWordPress等のアプリは必要なく、OSだけインストールされたサーバーが欲しいという方は、”アプリ+OS”ではなく、”OS”を選択して希望のOS種別を選択しましょう。
★インスタンスプランの選択:3.5米ドル
あとでバックアップ(スナップショット)を行い、そこから新しくインスタンスを作ることで実質的にインスタンスプランを変更することが可能です。
そういったことは面倒だから最初から5ドルプラン、10ドルプランを選択して作成するのもありかと思います。
ですが個人が利用するサーバとしては3.5ドルプランで十分ではないかと思います。
どちらにしても、選択したプランをずっと使わなきゃいけない、というわけではないのでご安心ください。
3.5米ドルプランのまま変更なしとして話を進めます。
★インスタンスの名前の指定:WordPress-512MB-Tokyo-1 × 1
左側の入力ボックス(WordPress-512MB-Tokyo-1)は、単純にインスタンス一覧画面に表示されるサーバー名称となります。
任意の名称でかまいません。
“×”より右側のボックスはインスタンスの個数を表します。個人で使用する場合はほとんどの方が1個で問題ないと思いますので、このまま変更なしです。
一番下の[インスタンスの作成]をクリックしましょう。
(7)インスタンス一覧画面に移動します。この画面に作成したインスタンス(サーバー)が表示されます。
作成直後は”保留中”というステータスですが、しばらくすると下記画像のように”実行中”に変わります。
これでAmazon Lightsailを使ったWordPressができあがりました。
(8)それでは作成したWordPressをブラウザで表示してみましょう。
画像赤枠の部分(IPアドレス)をメモっておきます。
ブラウザのURL欄に以下のように入力します。
http://IPアドレス
上記のサーバーであれば”http://13.115.13.156″となります。
すると、以下のように表示されます‼️
WordPressユーザーの初期パスワード確認方法
WordPressを作っただけでは記事の作成やデザインの修正ができませんね。
そうです、管理画面へ入れなくてはいけません。
でも管理画面へ入るためのユーザー名やパスワードなんて今まで入力してませんよね?
上記の方法で作成したWordPressは初期ユーザーと初期パスワードが作成されています。
作成された初期ユーザーでWordPress管理画面へログインし、今後利用するユーザーアカウント(とパスワード)をあらためて作成するという流れとなります。
ちなみに初期ユーザー名は”user”となります。
それでは初期パスワードの確認方法をご説明します。
(1)下記画像の赤枠で囲まれた四角いアイコンをクリックしてコンソール画面を開きます。
※ステータスが下記画像のように”実行中”となっていないと上手くコンソール画面が開きません。
(2)コンソール画面が開いたら以下のコマンドを入力してください。
1 |
cat bitnami_application_password |
下記画面のように初期パスワード(水色の部分)が表示されます。
これで初期ユーザー名(user)と初期パスワードが確認できましたね。
“http://IPアドレス/wp-admin”から管理画面へログインしてみましょう!