コスト削減 ストレージクラス分けでS3のコストを徹底的にしぼる!

S3
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S3は容量制限が無いからついつい使いすぎちゃう、
というか、使いすぎちゃうことには気づいているけど、「まぁいいかぁ・・」と放って置かれることが多いと思います。

ちょっと待ってください!!

S3のストレージクラスという概念を知り、データを適切にクラス分けすればS3の料金をググッと下げることが可能なんです!

今回はS3のストレージクラスとは何なのか、それぞれどのような特徴があり、料金はどう違うのかという点を解説していきます。

Amazon S3にはストレージクラスというものがある

ストレージクラスとはなんでしょうか?

「S3は聞いたことがあるけど、S3にクラスがあるなんて・・・」
そう思われる方は多いと思います。

S3は高い耐久性、可用性を実現するために裏で幾重にもコピーしてデータの保存をしていますが、人によってはそこまで頻繁にデータ取り出さなかったり、万が一の2次バックアップとして使う、という方もいると思います。

Amazon S3にはこのような幅広いユースケースにも対応できるようにストレージクラスというものを設けており、
ストレージクラスを正しく理解し使うことでS3をもっと安く利用することができる可能性があります。

2018年10月28日現在、S3には以下のストレージクラスが用意されています。

  1. S3標準
  2. 低頻度アクセス(IA)
    S3標準-IA
    S31ゾーン-IA
  3. アーカイブ(Amazon Glacier)

各ストレージクラスの特徴

S3標準

S3標準クラスとは、S3のデフォルトとなっているクラスです。

頻繁にデータを出し入れするし、その出し入れもすぐに行いたい。
汎用的なストレージとして利用する場合はこのクラスとなります。

耐久性:99.999999999%(イレブンナインと呼ばれています)
可用性:99.9%(設計上は99.99%)
レイテンシ:ミリ秒

ちなみにS3のガイドを読んでいると、「耐久性」と「可用性」というキーワードが出てきます。
それぞれどういう意味かを以下に記載しておきます。

耐久性:S3に保存したデータ自体が壊れない確率
可用性:S3が正常に使える状態を維持している時間割合

低頻度アクセス(IA)

低頻度アクセスクラスとはその名の通り、S3に頻繁にデータを出し入れしないユースケース向けのストレージクラスです。

保管料はS3標準と比べるとグッと安くなりますが、データを取り出すたびに別途料金がかかります

その他、格納するファイルが128KB未満のファイルでも128KB分の容量を使用しているとみなすよ、というような「最小キャパシティ」ルールがあったり、30日未満の保管でも30日分の保管としてみなすよ、というような「最小ストレージ期間」ルールがあったりします。

まとめますと、低頻度アクセスには以下のような制約があります。

  • データをダウンロードする際、別途取り出し料がかかる
  • 1ファイル最低128KB以上とみなす
  • 最低保管期限が30日

逆にいうと、ファイルサイズが128KB以上で、少なくとも30日間以上保管するもの、そして取り出す頻度が低いファイルであれば低頻度アクセスクラスに向いていると言えます。

「低頻度アクセス」はさらに「標準–IA」と「1ゾーン–IA」の2つのタイプに分かれます。

S3標準-IA

S3標準-IAの特徴は、可用性がSLA上99%(設計上は99.9%)とS3標準よりも劣りますが、
耐久性、レイテンシ、コピー先のアベイラビリティゾーン(AZ)数は「S3標準」と変わらないという点です。

※AZとは、ざっくりいうと”≒データセンター”という意味になります。
1AZに複数のデータセンターが含まれている場合もあるため、厳密にイコールではありません。

S31ゾーン–IA

S31ゾーン-IAの特徴は、耐久性という観点からみるとS3標準やS3標準-IAと変わらないイレブンナイン(99.999999999%)ですが、1つのAZでしか複製されていないところにあります。

S3標準やS3標準-IAは、AZを3つ使ってオブジェクトが複製されているため、仮にAZが2つ破壊されたとしても大丈夫としているところ、S31ゾーン – IAは1つのAZが破壊されるとデータも破壊されるというリスクが存在します。

取り出し料金はS3標準-IAと同様の料金がかかりますが、ストレージ料金はS3標準-IAよりもさらに安くなります。

アーカイブ(Amazon Glacier)

アーカイブは、長期のバックアップ用のクラスとなります。

データ保管料はS3のクラス内で一番安く、S3標準と比べると5分の1の安さです。(東京リージョンにおける比率)
上記の3つのクラスとは異なり、すぐに出し入れすることができません。

というのも、厳密にいうとアーカイブはS3とはサービスが異なります。

そのため、S3とアーカイブで格納先される領域が分かれておりますので、
アーカイブへ格納する場合、S3バケットからアーカイブへ移動するという手間が必要になるわけです。
(逆にアーカイブから取り出す場合は、アーカイブからS3バケットへ移動するというのが必要です。)

一度Glacierに格納たら、取り出すのに数分〜数時間かかります。

長期保管用となっているため、90日未満の保管でも90日分の保管としてみなすよ、という「最小ストレージ期間」ルールがあります。
耐久性はS3標準、標準-IA同様、99.999999999%です。

ストレージクラス毎の料金まとめ

ストレージクラス毎の料金比較表を以下にまとめます。
※Glacierは取り出すスピードで料金が3タイプにわかれます
取り出す時間:迅速<標準<大容量

1ヶ月あたりの料金表(単位はドル)

標準、標準-IA、1ゾーン-IAの料金詳細はこちら
Glacierの料金詳細はこちらをご参照ください。

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