Amazon S3の基本的な料金体型をわかりやすく解説する

S3
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「S3って安いの?高いの?」

S3はAWSの中でも非常に人気が高く、利用者も多いサービスですが、
いまいち料金がわかりづらいと思う方も多いと思います。

今回はこのS3の利用料金について詳しく解説したいと思います。

S3の3つの利用料金

S3を使用する際、支払う料金は大きく以下の3つがあります。

  1. S3への保存データ量に対する料金
  2. S3からの送信データ量に対する料金
  3. S3へのリクエスト回数に対する料金

図で表すと以下のようになります。

S3の料金種別

それではそれぞれ解説していきたいと思います。

(1) S3への保存データ量に対する料金

S3の保管料

S3はストレージサービスです。
そのため、そのストレージにどのくらいのデータを格納したかによって料金がかかります。

いわばデータの保管料ということです。

また、どのリージョン(場所)のS3を使用したかによっても単価が異なってきます。

例えば東京と北海道で土地の価格が異なるように、リージョンによっても単価が異なるのです。

最新の料金表はこちらを参照していただきたいのですが2018年10月27日時点、東京リージョンでは以下の価格となります。
※以下の金額は1ドルあたり115円で換算しています

<1ヶ月あたり>
最初の50TB:1GBあたり2.875円(0.025ドル)
次の450TB:1GBあたり2.76円(0.024ドル)
それ以降:1GBあたり2.645円(0.023ドル)

このように段階的に安くなるのも特徴です。
多く使えば使うほど単価が安くなる、というのは世の常ですね。

(2) S3からの送信データ量に対する料金

S3はネットワークストレージです。

ネットワークストレージですので当たり前ですが通信回線が使われています。

今でこそ、インターネット定額というものがありますが、
昔は個人でもインターネットは従量課金制でした。

それと同様です。
S3についてもデータ通信について従量課金なんです。

厳密にいうと、S3からインターネットへデータを送り出す(ダウンロード)ことについては料金が発生し、
S3へデータを送信する(アップロード)ことについては通信データ料はかかりません

これは私の勝手な想像ですが、
S3の保管量を増やす”アップロード”は保管料でペイできるからだと思います。

というわけで、S3からインターネットへの送信データ量(ダウンロード量)に対して料金がかかります。
2018年10月27日時点、東京リージョンでは以下の価格となります。
※以下の金額は1ドルあたり115円で換算しています

<1ヶ月あたり>
最初の1GBまでは無料
次の 9.999 TBまで:1GBあたり13.11円(0.114ドル)
次の40TBまで:1GBあたり10.235円(0.089ドル)
次の100TBまで:1GBあたり9.89円(0.086ドル)
以降:1GBあたり9.66円(0.84ドル)

保管料同様、送信データ料についても段階的に安くなっています。

使用容量と比べると高いですね。
多く保管するより、多く送信する方がお金がかかるということです。

<補足>
データ通信に料金がかかるのは何もS3に限った話ではありません。
例えばEC2NASとして利用する場合、EC2からデータをダウンロードとやっぱり通信料金がかかります。
※通信料金はS3と同じ金額です。

(3) S3へのリクエスト回数に対する料金

S3の料金体系で一番ピンとこない部分かと思います。

実際にS3に対してデータの格納や取出し等の操作を行う場合、
裏で以下のような命令が出されています。

  • データをダウンロードします(GET)
  • データをアップロードします(PUT、POST)
  • データを複製します(COPY)
  • S3の一覧を取得します(LIST)
  • データを削除します(DELETE)

これらの命令(言葉を変えるとS3に対するリクエスト)に対しても料金がかかるということになります。

2018年10月27日時点、東京リージョンでは以下の価格となります。
※以下の金額は1ドルあたり115円で換算しています

GET:1,000命令あたり0.04255円(0.00037ドル)
PUT、COPY、POST、LIST:1,000命令あたり0.5405円(0.0047ドル)
DELETE:無料

ですので、S3からデータをダウンロードする場合、
GETリクエストの料金と送信データ量の料金がダブルでかかる仕組みとなっております。

例えば東京リージョンで1GBのファイルをS3から1,000回ダウンロードすると・・・
送信データ量999GB(最初の1GBは無料)×13.11円+リクエスト回数1(1,000回)×0.04255円=13,096.9円

このように計算すると「リクエストの料金ってそんなにかからなくね?」と思う方も多いかと思いますが、
逆にファイル容量は少ないんだけど、めっちゃ多いリクエストをするタイプですとリクエスト回数の料金の方がきいてきます。
その点ご注意くださいね。


いかがでしたでしょうか?

S3は大変便利なストレージサービスです。

ですが利用方法によっては料金が高くつくこともあります。

※S3をより賢く使う方法は、次の記事を参考にしていただければと思います。
コスト削減 ストレージクラス分けでS3のコストを徹底的にしぼる!

S3の料金体系を理解し、うまく使うことが重要となります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
以上、hidesanでした!

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