本記事は、AWSを触ったことがない、
またはAWSアカウントは作成したが、まだEC2インスタンスを作成したことがないという方向けに執筆した記事です。
誰にもAWSの触りはじめというものがあります。
まずは本記事を参考に、勇気を出してEC2インスタンスの作成を体験してみましょう。
本記事にて行なっていただくのは、AWS Marketplaceで無料配布されているWordPress用AMI(※のちほど解説します)を使ったEC2インスタンスの作成となります。
ネットワーク設定や、その他細かな設定は必要ありません!!
ただ単純にボタンをポチポチ押していくだけでEC2インスタンスが作成できます!!!
「EC2インスタンスを作成したら、その分お金がかかるんじゃないの?」
いえいえ、ご安心ください。
AWSアカウントの作成後1年間は無料で使える無料利用枠を使ったご紹介となりますし、
最後にEC2インスタンスを削除する方法もご紹介させていただきます。
※EC2インスタンスの無料利用枠について興味がありましたら、次の記事をお読みください。
どこまで無料で使えるの?EC2の料金体型と無料・有料のボーダーライン
それでは早速やってみましょう!
AMIとは?
さて、「AMIを使ってEC2を立ち上げる」と上記でお話しましたね?
まず初めにAMIとはなんぞや?というお話をさせていただきたいと思います。
AMIとはAmazon Machine Imageの略です。
AMIにはインスタンスのルートボリュームが含まれた、いわば「インスタンスのまるごとバックアップ」です。
このAMIを使えばインスタンスのコピーも簡単に行うことができます。
AMIは自分で作成するものもあれば、AWSや企業が無償・有償でAWSマーケットプレイスという場所で配布しているものもあります。
今回利用させていただくのは「WordPress Certified by Bitnami」という有名なAMIとなります。
EC2でWordPressを構築する方法
それでは、”WordPress Certified by Bitnami”というAMIを使ってAmazon EC2にてWordPressを構築する方法をご紹介したいと思います。
※動画でご覧いただく場合は↓
(1)AWSマネジメントコンソールへログインします
(2)上部メニューの[サービス]から”コンピューティング”内の[EC2]をクリックします。
(3)[インスタンスの作成]をクリックします
(4)左タブにある[AWS Marketplace]をクリックします
(5)検索バーに”Wordpress”と入力してエンターキーを押します
(6)以下の画像のように”WordPress Certified by Bitnami”が表示されるかと思いますので、[選択]をクリックします
※2019.1.19時点、”WordPress Certified by Bitnami”は無料利用枠の対象となっておりますが、時期によっては無料利用枠対象外となっている可能性がございます。
必ず”無料利用枠の対象”と書かれていることを確認してくださいね。
(7)[Continue]をクリックします
(8)”t2.micro”にチェックをいれて、[確認と作成]をクリックします。
※2019.1.19現在、t2.microは”無料利用枠の対象”となっています。
こちらもいつ無料利用枠の対象から外れるかはわかりませんので、必ず画像のように“無料利用枠の対象”マークが付いていることを確認しましょう。
(9)[作成]をクリックします
(10)”既存のキーペアを選択”をクリックして”新しいキーペアの作成”を選択します。
そして”キーペア名”に任意のキーペア名を入力して[キーペアのダウンロード]をクリックします。
※ここでダウンロードされたキーペアはサーバにログインするための重要な鍵となります。
本記事では使用しませんが、このキーペアは厳重に管理しましょう。
(11)[インスタンスの表示]をクリックします
(12)EC2のインスタンスが新たに作成されたかと思います。
作成されたインスタンスを選択し、IPv4パブリックIPをメモっておきます。
※画像では”184.73.99.164″となります
(13)ブラウザを立ち上げ、メモったIPv4パブリックIPを使って作成したWordpressが表示されることを確認してみましょう。
画像のような画面が表示されれば成功です。
【URL】http://”IPv4パブリックIP”
(例)http://184.73.99.164
Amazon EC2の削除方法
テストで作成したEC2インスタンスはきちんと削除をしておきましょう。
ということで、以下はEC2インスタンスの削除方法です。
(1)EC2コンソール画面を開きます
(2)左ナビゲーションペインより[インスタンス]をクリックし、作成したEC2インスタンスを選択します。
(3)インスタンスを選択したまま、[アクション]→[インスタンスの状態]→[削除]をクリックします
(4)画像のような”インスタンスの削除画面”が表示されますの、[はい、削除する]をクリックします
(5)数分のうちに”インスタンスの状態”が”terminated”に変わります。
この状態となりましたら削除完了です。少ししたらインスタンス一覧から表示が消えます。
いかがでしたでしょうか?
何度も申し上げますが、AWSを学ぶ上で大事なのは、まずは実際に触ることです。
本記事を参考に、まずはEC2インスタンスの作成を試してみてくださいね。
というわけで、以上となります!
ここまでお読みいただきありがとうございました。hidesanでした!